メルセデス・ベンツ GLA/GLBにハイブリッド設定 改良新型、欧州発表

公開 : 2023.03.17 15:05

メルセデス・ベンツの小型SUV「GLA」と「GLB」が改良を受けました。内外装デザインをリフレッシュし、新たに48Vマイルドハイブリッドを導入しています。

メルセデス・ベンツは、コンパクトSUVのGLAおよびGLBの改良新型を欧州で発表した。内外装のデザインを一新し、初めて48Vマイルドハイブリッドを導入する。

エクステリアとしてはフロントエンドが変更され、フロントグリル、フロントバンパー、ライトシグネチャーがすべて新しくなっている。

メルセデス・ベンツGLAとGLBが大幅改良を受けた。
メルセデス・ベンツGLAとGLBが大幅改良を受けた。    メルセデス・ベンツ

また、両車に4種類のホイールデザインと新色「スペクトラルブルーメタリック」が追加され、オプションの幅を広げた。

パワートレインには新たにマイルドハイブリッド・システムが追加された。ガソリンおよびディーゼルエンジンに48Vバッテリーとベルト駆動のスタータージェネレーターが搭載され、加速時に10psのパワーを追加する。また、電気のみでの短距離走行やエネルギー回生も可能だ。

PHEVモデルにも変更が加えられた。電気のみでの航続距離は、従来の60kmから改善されたとのことたがが、その数値はまだ公表されていない。電気モーターの出力は5psアップの79psとなり、バッテリーは最大22kWの速度で充電できるようになった。

GLAとGLBには引き続き、メルセデスAMGのパフォーマンスモデルも用意される。AMG GLA 35およびGLB 35は、2.0L 4気筒ターボから最高出力306psを発生する。最高速度は250km/h、0-100km/h加速は5.2秒とされる。

インテリアでは、コンフォートシート、レザーステアリング、ハイビームアシスト、バックカメラが装備される。また、全車に最新のMBUXインフォテインメントシ・ステムが搭載され、アンビエントライトやワイヤレスのアップル・カープレイ、アンドロイド・オート接続機能も備わる。

欧州では年内に発売される見通しだが、価格はまだ明らかにされていない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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