ランチア 新世代EVコンセプト、4月15日公開予定 ブランド再始動へ
公開 : 2023.03.20 06:05
ランチアは、4月15日に次世代EVコンセプトを公開すると発表しました。高級EVブランドとして復活を目指すランチアは、ストラトスなど歴史的名車からインスピレーションを得たデザインを導入します。
2024年に「イプシロン」発売へ
イタリアの自動車ブランドであるランチアは、4月15日に次世代EVを発表すると予告した。イタリアで開催する「Emozione Pu+Ra」というイベントで、今後の戦略とともに次世代EVを発表する予定だ。
今回公開された画像では、楕円形のLEDテールライトが確認できる。また、ランチアの新しいロゴも披露されている。
ランチアは、欧州市場を中心に2028年までに3車種のEVを発売する予定だ。そのデザインについては、2022年11月に公開の「Pu+Ra」コンセプトで示している。
Pu+Raコンセプトは実車ではなくアート作品として公開されたが、イプシロンの次期型のデザインを予告するものと期待される。次期型イプシロンは2024年に発売される予定で、ステランティスのSTLAプラットフォームを使用すると予想される。
今後のモデルとしては「デルタ」の名を冠したモデルも登場するが、発売時期などの詳細はまだ明かされていない。
ランチアのルカ・ナポリターノCEOは、Pu+Raコンセプトはランチアの「新時代」と「次の100年」に向けた姿を示すものであると述べている。
フロントエンドでは、ランチアの伝統的なT字型グリル「カリス」を現代風にアレンジし、3本のLEDライトで再構成している。リアエンドには、ランチア・ストラトスからインスピレーションを得た円形の中空テールライトと、新しいブランドロゴが配置される。
デザイン責任者のジャン=ピエール・プルエ氏は「タイムレスで、恒久的で、ユニーク。ランチアのデザインは、円、四角、三角といった象徴的な(そして純粋な)形状で構築されます」と語っている。
ランチアは現在、イタリアでイプシロン1車種のみを販売する。今後発売されるモデルは、イタリアだけでなく英国、フランス、ドイツにも導入予定だという。いずれは欧州全土に拡大し、100の販売拠点構築を目指す。