生まれ変わったEVブランド スマート、新型「#3」4月公開へ 画像流出
公開 : 2023.03.30 06:05 更新 : 2023.04.11 18:35
独メルセデス・ベンツと中国ジーリーが出資する自動車ブランド、スマートは今年4月に新型EV「#3」を発表する予定です。しかし、中国から流出した情報により、一足先にデザインが明らかになりました。
スマートから電動SUV 情報流出
スマートは、新型EV「#3」を4月に開催される上海モーターショーで発表する予定だ。中国から流出した情報によると、通常のSUVとクーペSUVの2種類が用意されるようだ。
スマートは、メルセデス・ベンツとジーリーが50対50で出資する自動車ブランドで、欧州では今年、小型EVの#1を発売する。これに加えて、ますます人気が高まる電動SUVを投入することで、EV販売を強化する狙いだ。
#3は、筋肉質でスポーティな外観を持ち、フロントエンドに「シャークノーズ」デザインを採用している。フロントとリアのLEDライトは、メルセデス・ベンツのEQサブブランドからインスピレーションを得ていることは明らかだ。
4月18日の正式発表を控え、詳細は明らかにされていないが、リーク情報によると、#3のサイズは全長約4400mm、全幅1800mm、全高1600mmで、ホイールベースは2785mmである。これは、フォルクスワーゲンID.4に近い数値となる。
パワートレインは#1と同様の出力を持つ2種類のモーターを搭載する見込みだ。最高出力272ps、最大トルク35kg-mのシングルモーター仕様と、パワフルなデュアルモーター仕様が設定される可能性が高い。
パワートレインによって、車重は1870kgから1890kgになると言われている。
現在、#1は66kWhのニッケルマンガンコバルトバッテリーを使用し、最大440kmの航続距離と150kWの急速充電を実現している。
デザインスケッチを見ると、インテリアも#1に似ているが、トランクが大きくなるなど実用性が強化されているようだ。9.2インチのデジタルメータークラスターと12.8インチのセンターインフォテインメント・ディスプレイが装備される見込みだ。
さらに、4種類のホイールデザインが用意され、フロントグリル、ルーフ、スポイラー、サイドミラーのカラーリングをオプションで選択できるという。
詳細については上海モーターショーでの発表を待ちたい。