改良新型メルセデス・ベンツGLS 装備充実、機能も向上 室内照明の演出強化

公開 : 2023.04.04 19:05

メルセデス・ベンツが大型SUV「GLS」のマイナーチェンジを実施しました。標準装備を充実させたほか、アンビエントライトと連動するスクリーン表示など機能性と質感が向上。エクステリアにも手が加えられています。

標準装備が充実 今年後半より発売へ

メルセデス・ベンツは、GLSの改良新型を欧州で発表した。装備の充実とソフトウェアのアップデートが実施されている。

今回の改良では、インテリアにブラウンのライムウッドと、低速走行時に360度のカメラ映像を表示するパーキング・パッケージが標準装備となった。

メルセデスAMG GLS 63
メルセデスAMG GLS 63    メルセデス・ベンツ

また、パフォーマンスモデルのメルセデスAMG GLS 63では、電動パノラマサンルーフ、アダプティブ・ハイビーム、Burmester製サウンドシステム、ヒーター付きカップホルダーなどを標準装備とし、装備内容をさらに充実させた。

AMGパフォーマンス・エグゾーストシステムとアダプティブダンパーも装備されるようになった。

メルセデス・マイバッハGLSには、ブランドロゴを投影したアンビエントライトが装備され、ボディカラーとしてノンメタリックの「ソーダライトブルーメタリック」と「アルパイングレー」の新色が追加された。

全車に最新版MBUXインフォテインメント・システムが搭載され、スクリーンの表示モードに「クラシック」、「スポーティ」、「ディスクリート」の3種類を用意。スクリーン表示は7色のカラースキーム設定が可能で、インテリアのアンビエントライトに連動させることができる。

また、悪路走行用の「オフロード」モードでは、車体下部の障害物を映し出す「トランスペアレントボンネット」と呼ばれるカメラビューが追加されている。

エンジンは、最高出力380psの3.0L直6ガソリン(GLS 450)、最高出力517psの4.0L V8ガソリン(GLS 580)、最高出力312ps(GLS 350d)または367ps(GLS 450d)の2.9L直6ディーゼルが用意される。

マイバッハモデルのGLS 600には最高出力557psのV8ガソリンが、AMGモデルには633psのマイルドハイブリッドバージョンが搭載される。

米国では2023年9月中旬から、欧州では10月末に発売される予定で、標準装備のアップグレードに伴い、価格も若干上昇する見込みだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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