アルファ・ロメオ・ステルヴィオ 2026年に後継EV発売へ 実用重視の高級電動SUV

公開 : 2023.04.06 18:25

アルファ・ロメオ・ステルヴィオの後継となるEVが、2026年に登場する見込みです。その翌年にはEセグメントの新たなEVセダンも導入される計画で、ブランド旗艦モデルとして電動化を牽引する役割を担います。

ステルヴィオ後継 2026年にEV登場?

アルファ・ロメオのミドルサイズSUV、ステルヴィオに代わるEVが2026年に登場する見込みだ。ステルヴィオは昨年1万6009台が販売され、欧州における同社のベストセラー車となっている。

その後継となる電動SUVは、実用性と使いやすさを重視すると、アルファ・ロメオのジャン・フィリップ・インパラートCEOは述べている。

2代目ステルヴィオとともに高級EVセダンが登場する。(画像は予想レンダリングCG)
2代目ステルヴィオとともに高級EVセダンが登場する。(画像は予想レンダリングCG)    AUTOCAR

現行型のステルヴィオと同様のスタイリングを採用し、親会社ステランティスのSTLAラージ・プラットフォームを使用する予定である。また、このプラットフォームは、新しいEセグメントのEVセダンにも使用されることになる。

EVセダンはステルヴィオ後継に続いて、2027年の発売が見込まれる。快適性と航続距離に重点を置き、米国と中国における主力車種となるだろう。

「航続距離について語るなら、セダンについて語ることになる」とインパラートCEOは語り、メルセデス・ベンツEQSのような足の長いライバルに匹敵する航続距離を実現するために、空力的に最適化した滑らかなデザインを採用することを暗示した。

兄弟ブランドであるプジョーのSTLAベースの「インセプション」コンセプトで見られるように、100kWhの大型バッテリーを使用すれば、720km以上の航続距離も不可能ではないと思われる。

セダンとSUVは、ジュリアの後継車ともプラットフォームを共有するため、基本的なドライブトレインも共有する可能性が高い。ジュリア後継は、最もスポーティな仕様で800ps近いパワーを発揮するとされている。さらに「1000ps」のクアドリフォリオ仕様も登場が示唆されている。

インパラートCEOは、セダンとSUVがイタリア・カッシーノにあるアルファ・ロメオの工場で生産される可能性を示したが、詳細は明らかにされていない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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