アルファ・ロメオ初のEV 小型のBセグメントSUV、来年登場か 車名は「ブレンネロ」?

公開 : 2023.04.12 06:05  更新 : 2023.04.21 12:29

アルファ・ロメオ初のEVとして、ジープ・アベンジャーの兄弟車となる小型SUVが来年登場する見込みです。ファミリーや女性など新しいユーザーに目を向けた、新世代のモデルとなります。

家族や女性ユーザーに焦点 従来のイメージ脱却目指す

アルファ・ロメオ初のEVは、Bセグメントのコンパクト・クロスオーバーとして来年発売される予定である。兄弟ブランドのジープアベンジャーと基本部品を共有することになる。

当初は「ブレンネロ(Brennero)」という車名が与えられると予想されていたが、今ではその可能性を否定する向きもある。いずれにせよ、この新型車はアルファ・ロメオが中年男性に好まれる「スポーティなブランド」というイメージから脱却するために、家族や女性を中心とした新しい購買層に目を向けたものだ。

車名は「ブレンネロ」とする予想もあるが、否定的な情報もある。(画像は予想レンダリングCG)
車名は「ブレンネロ」とする予想もあるが、否定的な情報もある。(画像は予想レンダリングCG)    AUTOCAR

2018年に生産終了したミト以来の最小モデルとなり、価格設定も兄弟車のアベンジャーと同等になる可能性がある。

車名などの詳細は不明だが、来年6月に登場する見込みである。新しいSTLAスモール・プラットフォームを採用し、アベンジャーと同様、最大400kmの航続距離を実現すると予想される。

また、EVと並んでマイルドハイブリッド仕様も用意されるだろう。しかし、2027年にはアルファ・ロメオが完全に電動化するため、いずれEV専用モデルとなる見込みだ。

ステランティスのハードウェアや技術を利用してコスト削減を図るため、ジープ・アベンジャーとは大部分を共有することになる。54kWhのバッテリーを搭載し、最高出力156ps、最大トルク26.5kg-mの電気モーター1基によって前輪を駆動することになるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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