中国ニオ(NIO) 新型EV「ES6」発表、わずか3年でフルモデルチェンジ 欧州導入予定

公開 : 2023.04.25 18:25

中国のEVブランドであるニオ(NIO)は、第2世代となる新型ES6を中国で公開しました。初代の発売から3年、プラットフォームを切り替えて商品力の強化を図っています。右ハンドル車の英国導入予定も。

3年で世代交代 バッテリー交換機能も搭載

中国の高級EVブランドであるニオ(NIO)は、新型「ES6」を上海モーターショーで発表した。欧州でも発売予定のミドルサイズSUVで、フルモデルチェンジにより第2世代となった。

初代ES6は2019年に発売され、中国におけるニオのベストセラーモデルとなっている。その発売からわずか3年で、新しいプラットフォームへの切り替えを含む包括的な再設計が行われた。

ニオES6
ニオES6    AUTOCAR

これまでは大型SUVのES8とプラットフォームを共有していたが、新型ではセダンのET5と同じスチールプラットフォームを採用した。その結果、ホイールベースは若干延長され、全高は50mmほど低くなっている。

ニオが注力したのは、デザイン言語の見直しや、インテリアの品質と質感のアップグレードである。

ニオのデザイン担当副社長であるクリス・トマソン氏は、「SUVとセダンのハイブリッド言語」を採用したスタイリングを特徴とする「より進化した製品」と表現した。

エクステリアとしては、ヘッドライトやクーペスタイルのルーフラインなどが大きく変更された。

インテリアは、室内空間の拡大を目指した新しいデザインとなっている。

詳細については未発表だが、引き続き四輪駆動システムを搭載し、最高出力は440psから500ps近くに引き上げられる見込みだ。また、安定した乗り心地を実現する連続減衰力制御を採用し、ET5と同様、中国では高度な運転支援システムを搭載して販売される予定だ。

70kWhのバッテリーを採用し、公式航続距離は480km強とされる。ニオの最大の特徴であるバッテリー交換システムに対応しており、専用施設で5分以内にフル充電されたバッテリーに交換することができる。

ニオは現在、デンマーク、ドイツ、オランダ、スウェーデンに進出し、ET5とET7、EL7(ES7の欧州仕様車)を販売している。

2024年には右ハンドル車を導入し、英国での販売も開始する。英国内でのバッテリー交換施設の建設も計画している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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