フェラーリの世界観を体感できるショールーム誕生 コーンズ・モータース芝ショールームが移転・リニューアル

公開 : 2023.04.30 14:18

コーンズ・モータース芝ショールームが新社屋で新装オープンしました。フェラーリオーナーしか知り得ないその豪華な内部と世界観をご紹介します。

新本社ビルにオープンしたショールーム

日本を代表するフェラーリの正規ディーラーであるコーンズ・モータース芝ショールームが、より充実した内容となって移転・開設、4月28日から営業を開始した。

コーンズ・モータースは1976年より日本総代理店としてフェラーリの取り扱いを開始。2008年からは正規ディーラーとして都合47年間にわたり日本のフェラーリ文化を育んできた。

最新のCIで構成され新ショールームは、以前のショールームの道路を挟んだ左手になる。
最新のCIで構成され新ショールームは、以前のショールームの道路を挟んだ左手になる。    コーンズ・モータース

この度、母体であるコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド新本社ビル竣工にあわせてショールームを移転。以前のショールームから見て左手の道路を挟んだ反対側に位置する。

新ショールームは新本社ビルの1階と3階に設けられ、2フロア合わせて741平方メートルと従来の約1.5倍に拡大された。これはフェラーリのショールームとしてアジア最大級の店舗面積を誇るものとなった。

最新のCIによって構成されたその内部は、フェラーリのDNAである伝統、情熱、クラフツマンシップ、革新、そしてイタリアのヘリテージを凝縮し、フェラーリの世界観を体感できる空間となっている。

納車専用スペースを用意

1階は7台を展示できるショールームを中心に、パーソナライゼーションのための様々なサンプルを用意したアトリエ、プライベートな商談エリアやラウンジが設けられている。

ショールーム奥の壁面には5つのモニターによるヘリテージ・ウォールが設置され、最新モデルのPVやフェラーリ・カヴァルケード(フェラーリ主催で開催されるツアーイベント)の模様など、さまざまな動画が楽しめる。

3階のオープンテラスは、イベント時には車両の展示スペースとしても使用される。
3階のオープンテラスは、イベント時には車両の展示スペースとしても使用される。    コーンズ・モータース

注目したいのはオーダーしたフェラーリの納車式を行える専用スペースが用意されたことだ。特別なフェラーリ・ライフのスタートを祝福する心遣いは老舗ならではといえる。

3階には認定中古車の「フェラーリ・アプルーブド」を6台展示できるスペースが設けられている。その横にはバーカウンターを備えるラウンジと、パーソナライゼーションのための第2アトリエを用意。

中央には特別なモデルを展示するブラックサークルの「スペシャルステージ」を設置、話題のモデルが展示されるという。取材時には488チャレンジEVOが置かれていた。

この展示スペースは、以前のコーンズTMCビルのショーケース同様に首都高速からよく見え、フェラーリとコーンズの存在を強くアピールしている。

認定中古車エリアに隣接して設置されたオープンテラスもまた印象的だ。都心でありながら緑と風を感じられ、イベント時には車両が展示されるスペースとなる。

このほか地下2階には457平方メートルのスペースを確保したサービスセンターが併設される。これまでのフェラーリはもちろん、最新のPHEVモデルにも対応する設備を備える。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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