キュートな超小型電気自動車 フィアット・トッポリーノ ドアなし、屋根開閉式の2人乗りEV

公開 : 2023.06.01 18:25

フィアットは、超小型の2人乗りEV「トッポリーノ」を発表しました。開閉可能なファブリックルーフや鮮やかなボディカラー、最高速度45km/hの電気モーターを搭載。初代500のデザインをオマージュしています。

初代500を凝縮したデザイン

フィアットは、2人乗りの超小型EV、トッポリーノを欧州で発表した。同社にとって2台目のEVとなる。

トッポリーノという名称は、1936年から1955年まで生産された小型車にちなんで名付けられたもの。スタイリングは、初代500の「クールさを凝縮」するようにデザインされたという。

フィアット・トッポリーノ
フィアット・トッポリーノ    フィアット

ブラウンの開閉式ファブリックルーフ、クリームレザーのシート、ビーチカーの500ジョリーのようなオープンサイドを備えている。

フィアットは、「若者を再びクルマに夢中させる」ことを目指し、「喜び、楽観、楽しみ」を理念に掲げながら、サステイナビリティを重視して開発したと述べている。また、「すべての人に適した」サステイナブルな交通手段として、都市部や若い家族向けのEVの普及に貢献すると期待されている。

欧州で販売される四輪車の中では、最も安価なクラスに入る。

ドライブトレインはシトロエン・アミ(およびオペル・ロックスe)と共有し、最高速度45km/h、1回の充電での航続距離は74kmとされる。

フィアットは2027年までにラインナップの電動化を目指しており、同社CEOのオリヴィエ・フランソワ氏は次のように説明している。

「欧州では、電動化に大きく注力しています。すべての新型車に電動モデルを導入し、ある時点で切り替える予定です。フィアットは、万人のためのテスラであるべきです。すべての人にエレクトリックを」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョナサン・ブライス

    Jonathan Bryce

    英国編集部。英グラスゴー大学を卒業後、モータージャーナリストを志しロンドンに移住。2022年からAUTOCARでニュース記事を担当する傍ら、SEO対策やSNSなど幅広い経験を積んでいる。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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