約200台の『2気筒』が集合! ニキトウミーティング4を陰キャヒキコモリ記者が見てきた
公開 : 2023.10.12 21:02 更新 : 2023.10.12 21:18
あまりの陰キャぶりにAUTOCARイベントレポートからリストラされた記者が、スペシャルショップからお誘いで2年半ぶりに取材に行ったとさ。果たして誰とも口も利かずにイベントの雰囲気を伝えられるのか?
もくじ
ー空白の2年半と11冊の鉄道写真集
ーフィアット 500 ツインエアを中心に2気筒縛りの置きイベント
ー約200台の2気筒車と趣味車が集合
ー多様性を見せるチンクファンのライフスタイル
ー孤高のパーツブランドMT-DRACO
空白の2年半と11冊の鉄道写真集
こんにちは、AUTOCAR記者の海老塚 構造です。と言っても本サイト上で記名記事を書くのはおおよそ2年半ぶり。コロナ禍による一億総引き籠もりの2年間…、クルマ関連のイベントも軒並み延期からの中止続き、そして人見知り陰キャな私の記事では数字が稼げないということで、イベントレポートの仕事からは事実上リストラ状態となっておりました。
その間、いかにして命脈を繋いでいたかといえば、笹本編集長がかねてより温めていた、自身が50年前に撮影した鉄道関連の写真を写真集としてまとめ上げるというプロジェクトをお手伝いしていたのです。この計画自体は何年も前から聞いていたのですがこのコロナ禍を契機にスタート、引き籠もってひたすらに50年前の銀塩写真の修復・補正作業に没頭していたのでありました。
昭和40年代の廃止直前の都電にはじまり、編集長の故郷である山梨の鉄道事情、全国の機関区と蒸気機関車や軽便鉄道などのテーマで編集された写真集は、つい先日の10月1日に発売された『私が撮影した機関区と機関車 続編』で11冊にもなりました。なお、既刊の大部分はすでに完売もしくは残部僅少となっておりますので、最新刊もお早めの入手をオススメします。
フィアット 500 ツインエアを中心に2気筒縛りの置きイベント
もはやイベントレポートを任されることはないと自負しておる私でしたが、どういうワケかAUTOCARスペシャルショップのMT-DRACOの高田さんからのご指名で、10月1日(日)に静岡県磐田市の福田漁港交流広場ふくっぱイベント広場で開催の『ニキトウミーティング4』の取材に向かうことになったのでした。
この『ニキトウミーティング』はその名の通り『2気筒エンジン搭載車』であることが参加条件のイベント。発起人である たけ まことさん がフィアット 500 ツインエアに魅せられたことから、2気筒車で集まりたいという気分が高まって2020年10月4日に朝霧高原のドライブインもちやで第1回が開催されたとか。以降、第2回目は蓼科の女神湖音楽堂、3回目と今回は福田漁港に会場を移して開催されてきました。
約200台の2気筒車と趣味車が集合
目の前は遠州灘、岸壁には賑わう釣り人たち。潮風も心地よい会場には200台近い参加車が集まりました。最大勢力はもちろん現行フィアット 500 ツインエア。その他にパンダ・ツインエアに現500のモチーフとなったヌォーバ500やフィアット 126、シトロエン 2CV、サブロク時代の軽自動車ホンダ Zやスバル 360、さらにはパナール PL17といったニキトウたちで賑わいました。
また、主催者が認めれば2気筒車以外も参加できるため、ツインエア以外の500シリーズやアバルト、600 ムルティプラ、フィアット・バルケッタ、アウトビアンキ A112、ルノー・トゥインゴ、アルファ・ロメオ、ローバー・ミニに歴代マツダ(ユーノス)・ロードスターといった趣味性の高いクルマたちの姿も見られました。
画像 フィアット 500 ツインエアを中心に200台の2気筒車が集合! 実はこちらがイベントレポート本体? ニキトウミーティング4 全77枚