【早くもジャパン・プレミア】 ベントレー新型コンチネンタルGT V8 PHEVで782psへ

公開 : 2024.06.29 11:45

各部は大きく進化

ベントレー・モータース・ジャパンのブランドダイレクターを務める遠藤克之輔氏は、「史上最もパワフルでラグジャリーに進化を遂げたのが、新型コンチネンタルGTです。英国クルーの開発陣は3つの点に大きな力を注ぎました。それはデザイン、パフォーマンス、テクノロジーです」

「なかでも2灯式になったヘッドランプは精緻な職人技で製作。上部のカットクリスタルと下部の精密パターンより、点灯時はダイヤモンドのように輝きます。テールランプも同様にクリスタルな輝きを放ちます」

ベントレー新型コンチネンタルGT
ベントレー新型コンチネンタルGT

「リアスポイラーはトランクリッドと一体化され、強大なダウンフォースを獲得。インテリアでは彫刻的なキルティングを採用し、GTスピードではダーククローム・インテリアスペックを備えます」

「ボディカラーは新たにトルマリン・グリーン(展示車)と、ライティングで色が変わるグラビティ・グレーを追加しました」、と説明。

本社チーフ・コミュニケーション & D&Iオフィサーを務めるウェイン・ブルース氏は、「初代コンチネンタルGTは、生まれ変わったベントレーのアイコン的モデルとして2003年に登場しました。以来3世代に渡り、グランドツアラーのベンチマークとしてのポジションを維持しています」

「21年間進化を続けた結果、第4世代のコンチネンタルGTを送り出しました。2週間後に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、水と魚を使った演出で新型GTスピードを展示し、新型の導入を祝います」と説明。

アジアパシフィックのリージョナルディレクターであるニコ・クールマン氏は、「ベントレーは世界で最もサスティナビリティなモビリティ・ブランドになることを目指しています。具体的にはV8 PHEVの新型GTスピードでは、W12エンジンに比べCO2の排出量が10%減っています」

「日本はアジア・パシフィック・エリアで重要なマーケットで、世界ランキングで見ても6位となる非常に大きな存在です。これから数年にわたり新しいモデルを続々と導入する予定ですので、引き続きベントレーにご注目ください」と述べた。

新型コンチネンタルGTは、クルーにあるカーボンニュートラルなベントレーのドリーム・ファクトリーで、2024年第3四半期から手作業で製作される予定。日本へのデリバリーは2025年第1四半期から予定するとアナウンスされた。

車両本体価格はGTスピードが3930万3000円、GTCスピードが4312万円となるという。

ベントレー・コンチネンタルGTスピード・スペック

価格:GTスピード:3930万3000円/GTCスピード4312万円
全長:4895mm
全幅:2187mm
全高:1397mm
最高速度:335km/h
0-100km/h加速:3.2秒
燃費:9.70km/L(WLTPコンビモード)
CO2排出量:29g/km
車両重量:2459kg
パワートレイン:V型8気筒3996cc+ツイン・ターボチャージャー+電気モーター
圧縮比:9.7:1
使用燃料:ガソリン(95-98RON)
駆動用バッテリー容量:25.9kWh
最高出力:782ps(システム統合)
最高出力:600ps/6000rpm(内燃エンジン)
最大トルク:101.8kg-m(システム統合)
最大トルク:81.5kg-m/2000-4500rpm(内燃エンジン)
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック(四輪駆動)

*数値は英国本社発表値

ベントレー新型コンチネンタルGT
ベントレー新型コンチネンタルGT

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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