ポルシェ911 詳細データテスト MT+NAの快感 公道志向の足回り 遮音性はやや改善の余地あり
公開 : 2024.07.13 20:25
使い勝手 ★★★★★★★★☆☆
インフォテインメント
新車で買えるうちでもっともドライバー志向の911にふさわしく、ドライバーの正面には大きなアナログ式回転計が位置し、インフォテインメントシステムのタッチ式センターディスプレイはダッシュボードへきっちり収められている。
とはいえ現行911は、メーターパネルを完全にデジタル化したGTSを除き、すべてがそうなっている。ステアリングホイールにはスイッチも備わるが、目立たない程度だ。マルチメディアと空調の主要な操作系は、いずれもプッシュボタンやダイヤル、トグルスイッチだ。
画面そのものは画像がシャープで、Apple CarPlayとAndroid Autoがどちらも使える。足りないのはワイヤレス充電器くらいだろう。その代わり、アームレスト内の収納部にはUSB-Cポートが2口、助手席フットウェルには12Vソケットが設置される。
標準装備のオーディオは、8スピーカー・150Wのサウンドパッケージ・プラスだが、テスト車には1152ポンド(約24万円)のボーズ・サラウンドサウンドが搭載されていた。12スピーカー・570Wのシステムで、クラリティは非常によく、大音量にも対応している。
燈火類
テスト車は、ポルシェ・ダイナミックライトシステムを装備。テスト機会はなかったが、以前に体験したものは照射範囲も鮮明さもすばらしかった。
ステアリングとペダル
ブレーキの配置はど真ん中で、左右のペダルは直観的に操作できる位置。ステアリングコラムは、もう少し前後調整が効くといいのだが、それ以外に不満はない。