ポルシェ911 詳細データテスト MT+NAの快感 公道志向の足回り 遮音性はやや改善の余地あり

公開 : 2024.07.13 20:25

購入と維持 ★★★★★★★★☆☆

S/Tの生産は、911の登場年にちなんで1963台限定。GT部門の例に漏れず、23万1600ポンド(約4771万円)の本体価格を用意できても必ず手に入るわけではない。英国市場には総数の1/10が上陸する予定だが、すでに未登録車が45万ポンド(約9270万円)近い価格で販売されている。

幸運にも購入のチャンスを得て、このクルマのロードノイズに耐えられるのであれば、良好なツーリング燃費を享受できる。テストで計測した数字は10.9km/Lで、航続距離は700kmとなる計算だ。全高は通常の911より20mm低いが、2546ポンド(約52万円)でノーズリフターが追加できる。安心感を買うと思って、装着しておきたいところだ。

911の誕生年にちなんで1963台のみ生産されるS/T。台数限定販売の911となれば、入手困難な上、プレミアム価格での取引も予想される。
911の誕生年にちなんで1963台のみ生産されるS/T。台数限定販売の911となれば、入手困難な上、プレミアム価格での取引も予想される。    MAX EDLESTON

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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