ポルシェ・タイカン 詳細データテスト 952psへ強化 進化したバッテリー 快適なアクティブサス
公開 : 2024.11.09 20:25
購入と維持 ★★★★★★★☆☆☆
改良により、価格はだいたい8%くらいアップした。それ自体は法外な値上げではないが、アクティブサスペンションを追加すると6291ポンド(約124万円)高くなる。
EV全般に言えることだが、リセールはかなり弱い。特に高級モデルはその傾向があり、タイカンも例外ではない。3年後の残価は、30〜40%といったところだろう。
利便性については、かなり改善された。日常使いを想定した電費での航続距離は、大径タイヤを履くターボSでも515kmほど。ツーリングでの422kmはそれほどいい数字ではないが、充電速度が高いので、ひどく不便にはならないだろう。
テストコースの充電器が最大300kWだったので、公称充電性能の320kWを検証することはできなかったが、10〜60%ではコンスタントに290kWを上回り、100kWを下回ったのは85%に達したあとだ。
ちなみに、航続距離が最大になるのは、後輪駆動のタイカンに、4454ポンド(約88万円)のパフォーマンスバッテリー・プラスを追加した仕様だ。