ポルシェ・タイカン 詳細データテスト 952psへ強化 進化したバッテリー 快適なアクティブサス

公開 : 2024.11.09 20:25

スペック

レイアウト

重要な改良点のひとつがバッテリーで、従来より容量を拡大しつつ重量を削減したという。充電性能は、最大で320kWというが、インフラがそれに追いついていない感がある。

前後モーターのうち、フロントは1段、リアは2段自動変速のギアボックスを組み合わせる。前後重量配分は、49:51だ。

パワーユニット

バッテリーは容量を拡大しつつ重量を削減。充電性能は最大で320kW。フロントモーターは1段、リアモーターは2段自動変速のギアボックスをセット。前後重量配分は49:51だ。
バッテリーは容量を拡大しつつ重量を削減。充電性能は最大で320kW。フロントモーターは1段、リアモーターは2段自動変速のギアボックスをセット。前後重量配分は49:51だ。

駆動方式:フロント・リア横置き四輪駆動
形式:永久磁石同期電動機
駆動用バッテリー:リチウムイオン(ニッケル・マンガン・コバルト)・800V(定格352V)・105.0kWh(トータル値)/97.0kWh(実用値)
最高出力:952ps/-rpm
最大トルク:113.2kg-m/-rpm
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:415ps/t
トルク荷重比:49.4kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:4962mm
ホイールベース:2900mm
オーバーハング(前):997mm
オーバーハング(後):1066mm

全幅(ミラー含む):2144mm
全幅(両ドア開き):3729mm

全高:1378mm
全高:(テールゲート開き):1760mm

足元長さ(前):最大1110mm
足元長さ(後):最大760mm
座面~天井(前):最大1000mm
座面~天井(後):最大910mm

積載容量:前:84L/後:366L

構造:スティール/アルミモノコック
車両重量:2295kg(公称値)/2356kg(実測値)
抗力係数:0.22
ホイール前/後:9.5Jx21/11.5Jx21
タイヤ前/後:265/35 R21 101Y/305/30 R21 104Y
グッドイヤー・イーグルF1アシンメトリック5
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式(前/後):1速リダクションギア/2速AT
ギア比
最終減速比:-
ギア比(前/後):8.1:1/15.5:1(1速)・ 8.1:1(2速)
70/80マイル/時(113km/h/129km/h)リアモーター回転数:6607rpm/7551rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:3.9km/kWh
ツーリング:4.3km/kWh
日常走行:5.3km/kWh
動力性能計測時:1.3km/kWh

メーカー公表値:消費率
混合:5.6km/kWh

公称航続距離:-km
現実的な航続距離:375km(平均)/422km(ツーリング)/515km(日常走行)
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/エアスプリング、アクティブダンパー
後:マルチリンク/エアスプリング、アダプティブダンパー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:11.2m

ブレーキ

前:420mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
後:410mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
ハンドブレーキ:自動・電動

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):79dBA
48km/h走行時:55dBA
80km/h走行時:62dBA
113km/h走行時:66dBA

安全性

Euro N CAP:5つ星(2019)
乗員保護性能:成人85%/子供83%
交通弱者保護性能:70%
安全補助装置性能:73%

発進加速

テスト条件:乾燥途上路面/気温11℃
0-30マイル/時(48km/h)1.2秒
0-40(64):1.6秒
0-50(80):2.1秒
0-60(97):2.6秒
0-70(113):3.1秒
0-80(129):3.8秒
0-90(145):4.5秒
0-100(161):5.4秒
0-110(177):6.4秒
0-120(193):7.3秒
0-130(209):8.5秒
0-140(225):9.9秒
0-150(241):11.6秒
0-402m発進加速:10.1秒(到達速度:227.1km/h)
0-1000m発進加速:18.6秒(到達速度:259.1km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
メルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンス4ドアクーペ(2023年)
テスト条件:乾燥路面/気温19℃
0-30マイル/時(48km/h)1.7秒
0-40(64):2.3秒
0-50(80):2.9秒
0-60(97):3.6秒
0-70(113):4.5秒
0-80(129):5.6秒
0-90(145):6.8秒
0-100(161):8.4秒
0-110(177):10.2秒
0-120(193):12.4秒
0-130(209):15.0秒
0-140(225):18.5秒
0-150(241):23.1秒
0-402m発進加速:10.9秒(到達速度:211.8km/h)
0-1000m発進加速:19.9秒(到達速度:268.4km/h)

ドライ制動距離

テスト条件:湿潤路面/気温11℃
30-0マイル/時(48km/h):9.0m
50-0マイル/時(64km/h):25.5m
70-0マイル/時(80km/h):49.8m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.66秒

ウェット制動距離

テスト条件:ウェット路面/気温11℃
30-0マイル/時(48km/h):9.8m
50-0マイル/時(64km/h):27.6m
70-0マイル/時(80km/h):56.2m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.96秒

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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