長寿車ランキング 世代交代なしに10年以上続いたモデルとは 前編

公開 : 2018.02.06 19:15  更新 : 2018.02.06 20:08

長く受け継がれる車名は数あれど、世代交代なしに10年以上続いたモデルとなるとそう多くはありません。果たして最高齢記録は、どのクルマの何年か。カウントダウン形式で追っていきましょう。

AUTOCAR JAPAN上以外の外部メディアでこの記事をご覧の方は、記事下に設けられたリンク「この記事をスライドショー形式でみる」から、画像と文が一致した形式でお楽しみいただけます。

プジョー205:15年(1983〜1998年)

プジョーは老朽化した104の代替モデルとして、205の開発を1978年にスタートした。必須条件は軽く、生産が容易で、既存パーツを多く流用して開発コストを抑えられるクルマ。当時のプジョーは、経営不振のシトロエンクライスラーの欧州部門を吸収した後で、失敗を許容する余裕はなかったのだ。

205のデビューは1983年代初頭で、まずは4ドアのハッチバックを投入。すぐさまベストセラーの仲間入りを果たし、ラインナップを拡大。2ドア・ハッチバックやコンバーティブル、小型のバンなどを加え、一世を風靡するGTiも登場する。さらに、ラリーやT16の追加で、多くのエンスージアストをショールームへ呼び込んだ。

1990年代半ば、モデル末期に入ると、低価格が最大のセールスポイントとなる。特別仕様車の設定もあり、1998年にラインナップ落ちするまで生産台数は極端に落ち込まなかった。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事