ボルボが生んだ、ステーションワゴンの傑作たち 前半 創成期から245(240)まで
公開 : 2018.05.04 06:10 更新 : 2020.12.08 10:34
ボルボの小さなワゴン(1974年)
ボルボの長い歴史の中で、見落とされがちなのが66の存在。大容量のラゲッジスペースは持たず、長距離移動を楽にこなせるファミリーカーというクルマではなかった。そもそもは、オランダの自動車メーカーDAFをボルボが買収した際に手にした、スモールカーだった。66シリーズには、2ドアセダンと3ドアワゴンがあり、どちらのモデルも1972年にDAF社が発売したクルマをベースとしている。
この66はDAF社時代からのCVTを搭載し、エンジンはルノーから供給を受けた1.1ℓか1.3ℓの4気筒を搭載していた。そのほかの大きなボルボ・ワゴンとは、決して交わることのないクルマだったといえる。