【なぜ失敗作の烙印が?】BMW i8 惜別の辞 後編
公開 : 2020.04.12 07:20
番外編2:i3はどうなる?
i8はディスコンとなるが、幸いにもBMWの「i」の冒険がこれで終わるわけではない。
それでも、その将来はバッテリー式EVのみとなるようだ。
まず初めに登場するのがiX3であり、このジャガーIペイスとアウディeトロンのライバルは今年デビュー予定となっている。
さらに来年にはテスラ・モデル3に対抗するモデルであるi4の登場が控えている。
だが現時点ではi8よりも先にデビューした高い信頼性を誇るi3のみであり、ディスコンが近いという噂もあるが、少なくともいま直ぐこのクルマに対して大ナタがふるわれることはなさそうだ。
決して大ヒットしたわけではないが、2013年の登場以来、毎年販売台数を伸ばしており、それは社会の変化と拡充される優遇税制、正しいタイミングでの改良とともに、入念な販売価格の見直しのお陰と言えるだろう。
もしこのクルマがあなたのライフスタイルにマッチするとともに、その独特なルックスも気にならないのであれば、依然としてi3は強くお勧めすることの出来るモデルだ。
速いだけでなく運転しても楽しく、そのインテリアは依然として新鮮でモダンな印象を与えてくれる。
ただ、レンジエクステンダーモデルはすでにディスコンとなっており、新車のバッテリー式EVモデルを購入するか、ユーズド市場でレンジエクステンダーを探し出すしかないことには注意が必要だろう。