【詳細データテスト】フォルクスワーゲン・ゴルフ より洗練された走り 内装の質感はやや後退 リアのマルチリンクは走りにも快適性にも有効

公開 : 2020.08.01 11:50

購入と維持 ★★★★★★★★★☆

たしかにゴルフは、大衆車ブランドのファミリーカーとなるハッチバックとしては、依然として高価な部類に入る。しかし、エントリーグレードであっても装備は充実。上位グレードになるほど、ライバルモデルは太刀打ちできなくなる。

フルサイズ画面を備えるインフォテインメントシステムや、デジタル計器盤のアクティブインフォディスプレイのみならず、携帯電話のワイアレス充電デバイスやLEDヘッドライトも全車に装備。また、オンラインネットワークを用いた安全技術のCar2Xを標準搭載したのは、このクラスでは初のこととなる。

予想はいつもながら、最初のうちは上々だ。しかし、3~4年が経過すると、カローラの強みが相対的に増してくるのはおもしろい。
予想はいつもながら、最初のうちは上々だ。しかし、3~4年が経過すると、カローラの強みが相対的に増してくるのはおもしろい。

今回のeTSIがマークした21.2km/Lというツーリング燃費は、フルハイブリッドのハッチバックに比べれば物足りないかもしれない。それでも、このクルマのパフォーマンスのレベルと魅力的な走りを考えれば、ほめるに足る数字だ。

WLTPモードのCO2排出量は134g/kmで、非ハイブリッドで2ペダルのライバル勢に対して2~3%のアドバンテージがある。それほど大きくはないが、意味のある差だ。

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