フォルクスワーゲンID.4 詳細データテスト 穏やかな出力特性と操縦性 遅くないが刺激は足りない
公開 : 2021.11.06 20:25 更新 : 2021.11.08 06:37
使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆
インフォテインメント
インフォテインメントシステムのディスカバープロ・ナビゲーションは、下位グレードには10.0インチ、上位グレードには12.0インチの画面を採用する。全般的に、よく機能してくれて、グラフィックは色鮮やかだ。
ただし、性能を最大限引き出す操作ができるまでには慣れが必要で、クルマを停めて練習したほうがいい。そして、ゴルフVIIIでみられた操作性の問題が、このクルマでも改善されていない。タッチ操作の感知が不安定なのだ。
Apple CarPlayとAndroid Autoは標準装備で、いずれもUSBとBluetoothのどちらでも接続できる。ワイヤレス充電器も標準装備だ。
このシステムは音声操作も可能だが、期待したほど確実に認識してくれるわけではない。自然な話し方でも認識するので、ラジオの選局などはうまくいく。しかし、住所や施設名などの入力には苦戦した。
メーターパネルそのものはわざと小ぶりに作ってあるが、読み取りやすく、ナビのデータを表示することもできる。これは納得のアイテムだ。
燈火類
エントリーグレードのライフでは、フルオートのLEDヘッドライトが標準装備。ビジネス以上のグレードではLEDマトリックスタイプのIQライトとなり、自動減光やコーナリングライト機能が加わる。
ステアリングとペダル
MEB使用モデルのペダルは、コンベンショナルなMQBを用いたものよりセンターに寄っている。しかし、ID.4のドライビングポジションはうまく仕立てられていて快適だ。