ジャガーFペイス 詳細データテスト 内装の質感は大幅に向上 サイズのわりに上質な走り 価格は高め

公開 : 2021.12.11 20:25  更新 : 2021.12.17 16:09

スペック

レイアウト

Fペイスのプラットフォームはジャガーではおなじみの、エンジン縦置き・後輪駆動ベースのアルミ構造体で、四輪駆動システムを搭載する。

ハイブリッド化を前提に設計されたコンポーネンツではないため、駆動用バッテリーは荷室フロア下に配置。それによりリアアクスル荷重が増加し、前後重量配分の実測値は48:52となった。

エンジン

後付けの電動化となるため、駆動用バッテリーは荷室フロア下に搭載。その結果、前後重量配分は実測48:52と、ややリア寄りになっている。
後付けの電動化となるため、駆動用バッテリーは荷室フロア下に搭載。その結果、前後重量配分は実測48:52と、ややリア寄りになっている。

駆動方式:フロント縦置き四輪駆動
形式:直列4気筒1997ccターボチャージャー、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ83.0×92.3mm
圧縮比:9.5:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:300ps/-rpm
最大トルク:40.8kg-m/-rpm
エンジン許容回転数:6200rpm
ハイブリッドアシスト:ギアボックス内蔵同期モーター
モーター最高出力:143ps
モーター最大トルク:28.1kg-m
システム総合出力:404ps/5500rpm
システム総合トルク:65.3kg-m/1500~4400rpm
馬力荷重比:191ps/t
トルク荷重比:30.8kg-m/t
エンジン比出力:150ps/L

ボディ/シャシー

全長:4747mm
ホイールベース:2874mm
オーバーハング(前):845mm
オーバーハング(後):1028mm

全幅(ミラー含む):2190mm
全幅(両ドア開き):3580mm

全高:1664mm
全高:(テールゲート開き):2120mm

足元長さ(前席):最大1100mm
足元長さ(後席):890mm
座面~天井(前席):最大1015mm
座面~天井(後席):935mm

積載容量:485~1299L

構造:アルミモノコック
車両重量:2114kg(公称値)/2264kg(実測値)
抗力係数:0.34
ホイール前・後:8.5Jx20
タイヤ前・後:265/45 R20 108W
コンチネンタル・コンチスポーツコンタクト5 JLR
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:8速AT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:4.71/8.2 
2速:3.14/12.4 
3速:2.11/18.5 
4速:1.67/23.3 
5速:1.29/30.4 
6速:1.00/38.9  
7速:0.84/46.5   
8速:0.67/58.4 
最終減速比:3.73:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:16.4km/L
ツーリング:-km/L
動力性能計測時:6.6km/L
EV航続距離:38.6km

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:42.9km/L
EV航続距離:53.1km

燃料タンク容量:69L
駆動用バッテリー:17.1/13.7kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離:約1128km
CO2排出量:49〜57g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング
後:マルチリンク/コイルスプリング

ステアリング

形式:電動、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:11.95m

ブレーキ

前:370mm通気冷却式ディスク
後:325mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS、ブレーキアシスト、EBD
ハンドブレーキ:自動、操作部なし

静粛性

アイドリング:-dBA
全開時(4速):72dBA
48km/h走行時:53dBA
80km/h走行時:58dBA
113km/h走行時:63dBA

安全装備

ABS/ESC/BSM/LKA/リアトラフィックモニター
Euro N CAP:5つ星(2017年)
乗員保護性能:成人93%/子供85%
交通弱者保護性能:80%
安全補助装置性能:72%

発進加速

テスト条件:湿潤路面/気温15℃
0-30マイル/時(48km/h):1.9秒
0-40(64):2.8秒
0-50(80):3.9秒
0-60(97):5.1秒
0-70(113):6.5秒
0-80(129):8.2秒
0-90(145):10.2秒
0-100(161):12.5秒
0-110(177):15.3秒
0-120(193):18.8秒
0-130(209):23.2秒
0-402m発進加速:13.6秒(到達速度:168.0km/h)
0-1000m発進加速:24.8秒(到達速度:214.0km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
アウディSQ5 TSI(2017年)
テスト条件:乾燥路面/気温18℃
0-30マイル/時(48km/h):2.1秒
0-40(64):3.1秒
0-50(80):4.2秒
0-60(97):5.5秒
0-70(113):7.1秒
0-80(129):8.9秒
0-90(145):11.2秒
0-100(161):13.7秒
0-110(177):16.8秒
0-120(193):20.4秒
0-130(209):25.2秒
0-402m発進加速:14.0秒(到達速度:163.2km/h)
0-1000m発進加速:25.4秒(到達速度:208.6km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.6秒(2速)/2.2秒(3速)/2.8秒(4速)

30-50(48-80):2.0秒(2速)/2.1秒(3速)/2.5秒(4速)/3.2秒(5速)/4.5秒(6速)

40-60(64-97):2.3秒(3速)/2.6秒(4速)/3.2秒(5速)/4.0秒(6速)/5.1秒(7速)/7.7秒(8速)

50-70(80-113):2.7秒(3速)/2.8秒(4速)/3.3秒(5速)/4.2秒(6速)/4.9秒(7速)/6.9秒(8速)

60-80(97-129):3.1秒(4速)/3.6秒(5速)/4.4秒(6速)/5.2秒(7速)/6.8秒(8速)

70-90(113-145):3.9秒(5速)/5.0秒(6速)/5.5秒(7速)/7.2秒(8速)

80-100(129-161):4.5秒(5速)/6.0秒(6速)/5.9秒(7速)/7.8秒(8速)

90-110(145-177):5.8秒(5速)/6.7秒(6速)/6.5秒(7速)/8.6秒(8速)

100-120(145-177):7.6秒(6速)/7.2秒(7速)

制動距離

テスト条件:湿潤路面/気温15℃
30-0マイル/時(48km/h):8.7m
50-0マイル/時(64km/h):23.9m
70-0マイル/時(80km/h):46.7m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.74秒

ライバルの制動距離

アウディSQ5 TSI(2017年)
テスト条件:乾燥路面/気温18℃
30-0マイル/時(48km/h):8.2m
50-0マイル/時(64km/h):22.2m
70-0マイル/時(80km/h):43.7m

各ギアの最高速

1速:51.5km/h(6200rpm)
2速:77.2km/h(6200rpm)
3速:114.3km/h(6200rpm)
4速:144.8km/h(6200rpm)
5速:188.3km/h(6200rpm)
6速:239.8km/h(6149rpm)
7速:239.8km/h(5159rpm)
8速(公称値):240.0km/h(4101rpm)

8速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1927rpm/2204rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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