DS9 詳細データテスト じつにリラックスした乗り味 優れた質感 パフォーマンスと驚きは足りない

公開 : 2022.02.12 20:25  更新 : 2022.04.23 12:07

スペック

レイアウト

4気筒ガソリンターボはフロント横置きで、8速ATギアボックスとの間に108psの電気モーターを設置。駆動輪は前輪のみだ。

モーターを駆動する電力は、左リアフェンダーの重点ポートから補充し、11.9kWhのリチウムイオンバッテリーへ蓄えられる。前後重量配分の実測値は56:44だった。

エンジン

テストした仕様は、直4ターボ+モーターの横置きFFレイアウト。駆動用バッテリーは、燃料タンクと並んで後席下に搭載されるため、トランクルームの容量を圧迫しない。
テストした仕様は、直4ターボ+モーターの横置きFFレイアウト。駆動用バッテリーは、燃料タンクと並んで後席下に搭載されるため、トランクルームの容量を圧迫しない。

駆動方式:フロント横置き前輪駆動
形式:直列4気筒1598ccターボチャージャー、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ-×-mm
圧縮比:10.5:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:180ps/-rpm
最大トルク:30.6kg-m/-rpm
エンジン許容回転数:6000rpm
ハイブリッドアシスト:ギアボックス内蔵・永久磁石同期モーター
モーター最高出力:108ps
モーター最大トルク:32.6kg-m
システム総合出力:227ps/6000rpm
システム総合トルク:36.8kg-m/3000rpm
馬力荷重比:124ps/t
トルク荷重比:20.0kg-m/t
エンジン比出力:113ps/L

ボディ/シャシー

全長:4934mm
ホイールベース:2895mm
オーバーハング(前):973mm
オーバーハング(後):1066mm

全幅(ミラー含む):2095mm
全幅(両ドア開き):3660mm

全高:1460mm
全高:(トランクリッド開き):1800mm

足元長さ(前席):最大1110mm
足元長さ(後席):840mm
座面~天井(前席):最大1010mm
座面~天井(後席):900mm

積載容量:510L

構造:スティールモノコック
車両重量:1839kg(公称値)/1886kg(実測値)
抗力係数:0.30
ホイール前・後:8.0Jx19
タイヤ前・後:235/45 ZR19 99Y
ミシュラン・パイロットスポーツ4
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:8速AT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:-/- 
2速:-/- 
3速:-/- 
4速:-/- 
5速:-/- 
6速:-/-  
7速:-/-    
8速:-/-
最終減速比:-

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:14.0km/L
ツーリング:15.8km/L
動力性能計測時:5.0km/L
EV航続距離:32.2km

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:62.5~90.9km/L
EV航続距離:54.7km

燃料タンク容量:42L
駆動用バッテリー:11.9/9.6kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離:約621km
CO2排出量:33~35g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:3.0回転
最小回転直径:11.0m

ブレーキ

前:330mm通気冷却式ディスク
後:290mmディスク
制御装置:ABS、ブレーキアシスト、EBD
ハンドブレーキ:電動、センターコンソール右側にスイッチ配置

静粛性

アイドリング:40dBA
全開時(4速):76dBA
48km/h走行時:61dBA
80km/h走行時:65dBA
113km/h走行時:68dBA

安全装備

ABS/ESC/EBD/HBA/LKA/HSA
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:降雨/気温10℃
0-30マイル/時(48km/h):3.5秒
0-40(64):5.0秒
0-50(80):6.6秒
0-60(97):8.6秒
0-70(113):10.6秒
0-80(129):13.1秒
0-90(145):15.8秒
0-100(161):19.0秒
0-110(177):23.0秒
0-120(193):28.1秒
0-402m発進加速:16.5秒(到達速度:148.7km/h)
0-1000m発進加速:28.8秒(到達速度:195.2km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
フォルクスワーゲンアルテオン 1.4 TSI eハイブリッド(2021年)
テスト条件:乾燥路面/気温13℃
0-30マイル/時(48km/h):3.0秒
0-40(64):4.1秒
0-50(80):5.4秒
0-60(97):7.1秒
0-70(113):9.0秒
0-80(129):11.4秒
0-90(145):14.3秒
0-100(161):18.2秒
0-110(177):23.3秒
0-120(193):31.1秒
0-402m発進加速:15.5秒(到達速度:151.1km/h)
0-1000m発進加速:28.1秒(到達速度:183.5km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):2.7秒

30-50(48-80):3.2秒

40-60(64-97):3.6秒

50-70(80-113):4.0秒

60-80(97-129):4.5秒

70-90(113-145):5.2秒

80-100(129-161):5.9秒

90-110(145-177):7.1秒

100-120(145-177):9.1秒

制動距離

テスト条件:降雨/気温10℃
30-0マイル/時(48km/h):9.8m
50-0マイル/時(64km/h):26.9m
70-0マイル/時(80km/h):53.2m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.36秒

ライバルの制動距離

フォルクスワーゲン・アルテオン 1.4 TSI eハイブリッド(2021年)
テスト条件:乾燥路面/気温13℃
30-0マイル/時(48km/h):8.6m
50-0マイル/時(64km/h):23.2m
70-0マイル/時(80km/h):46.2m

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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