メルセデス・ベンツEQE 詳細データテスト 徹底した快適志向 良好な操縦性 らしさのない質感

公開 : 2023.01.14 20:25  更新 : 2023.02.13 07:56

スペック

レイアウト

EQSEQE SUVとも共通のEVA2は、メルセデスのEV専用プラットフォームで、多種の金属による混成だ。ほとんどの仕様がリア1モーターだが、AMG 53はフロントに1基追加される。

サスペンションは四輪マルチリンクで、上位機種にはエアスプリングと四輪操舵を装備。テスト車の前後重量配分は、実測値で49:51だった。

パワーユニット

プラットフォームはEV専用のEVA2で、モーターはほとんどの仕様がリア1基だが、AMG 53はフロントに1基追加。サスペンションは四輪マルチリンク。テスト車の前後重量配分は、実測49:51だ。
プラットフォームはEV専用のEVA2で、モーターはほとんどの仕様がリア1基だが、AMG 53はフロントに1基追加。サスペンションは四輪マルチリンク。テスト車の前後重量配分は、実測49:51だ。

駆動方式:リア横置き後輪駆動
形式:永久磁石同期電動機
駆動用バッテリー:リチウムイオン(ニッケル-コバルト-マンガンカソード・329V・100kWh(グロス値)/90.6kWh(ネット値)
最高出力:292ps/-rpm
最大トルク:57.7kg-m/-rpm
最大エネルギー回生性能:186kW
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:128ps/t
トルク荷重比:25.3kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:4946mm
ホイールベース:3120mm
オーバーハング(前):896mm
オーバーハング(後):930mm

全幅(ミラー含む):2105mm
全幅(両ドア開き):3800mm

全高:1503mm
全高:(トランクリッド開き):1820mm

足元長さ(前):最大1120mm
足元長さ(後):最大840mm
座面~天井(前):最大980mm
座面~天井(後):最大880mm

積載容量:430~895L

構造:アルミシャシー/スティールボディ
車両重量:2280kg(公称値)/2386kg(実測値)
抗力係数:0.22
ホイール前/後:9.0Jx21/10.0Jx21
タイヤ前/後:255/35 R21 98Y/285/30 R21 100Y
ピレリPゼロ
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:1速リダクションギア
ギア比
リダクション比:- 
1000rpm時車速:-
113km/h/129km/h時モーター回転数:-rpm/-rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:4.7km/kWh
ツーリング:4.3km/kWh
動力性能計測時:2.1km/kWh

メーカー公表値:消費率
市街地:7.4km/kWh
混合:5.1~6.4km/kWh

公称航続距離:573~634km
テスト時航続距離:422km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:マルチリンク/エアスプリング、アダプティブダンパー
後:マルチリンク/エアスプリング、アダプティブダンパー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.3回転
最小回転直径:11.6m

ブレーキ

前:415mm通気冷却式ディスク
後:378mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS、ESP、EBD
ハンドブレーキ:電気式(ステアリングコラム右側にスイッチ配置)

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):69dBA
48km/h走行時:55dBA
80km/h走行時:60dBA
113km/h走行時:63dBA

安全装備

ABS/ESP/BSA/AEB/ESA/LKA/プリセーフ・プラス
Euro N CAP:5つ星
乗員保護性能:成人95%/子供91%
交通弱者保護性能:83%
安全補助装置性能:81%

発進加速

テスト条件:湿潤路面/気温13℃
0-30マイル/時(48km/h)2.4秒
0-40(64):3.3秒
0-50(80):4.5秒
0-60(97):6.0秒
0-70(113):7.9秒
0-80(129):10.1秒
0-90(145):12.8秒
0-100(161):15.9秒
0-110(177):19.8秒
0-120(193):24.5秒
0-130(209):31.4秒
0-402m発進加速:14.7秒(到達速度:155.0km/h)
0-1000m発進加速:26.7秒(到達速度:199.1km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ジェネシス・エレクトリファイドG80
テスト条件:乾燥路面/気温17℃
0-30マイル/時(48km/h)1.7秒
0-40(64):2.4秒
0-50(80):3.3秒
0-60(97):4.4秒
0-70(113):5.7秒
0-80(129):7.4秒
0-90(145):9.4秒
0-100(161):11.8秒
0-110(177):14.8秒
0-120(193):18.5秒
0-130(209):23.5秒
0-402m発進加速:13.1秒(到達速度:168.7km/h)
0-1000m発進加速:24.3秒(到達速度:211.5km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.7秒

30-50(48-80):2.1秒

40-60(64-97):2.8秒

50-70(80-113):3.4秒

60-80(97-129):4.1秒

70-90(113-145):5.0秒

80-100(129-161):5.8秒

90-110(145-177):7.0秒

100-120(161-193):8.7秒

110-130(177-209):11.8秒

制動距離

テスト条件:湿潤路面/気温13℃
30-0マイル/時(48km/h):10.7m
50-0マイル/時(64km/h):29.4m
70-0マイル/時(80km/h):58.3m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.38秒

ライバルの制動距離

ジェネシス・エレクトリファイドG80
テスト条件:乾燥路面/気温17℃
30-0マイル/時(48km/h):8.6m
50-0マイル/時(64km/h):22.9m
70-0マイル/時(80km/h):45.4m

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事