BMW i7 詳細データテスト 静粛性と乗り心地は秀逸 4WSの俊敏さは驚異的 航続距離は要改善
公開 : 2023.02.25 20:25 更新 : 2023.03.04 23:07
使い勝手 ★★★★★★★★★☆
インフォテインメント
フル装備状態のアルティメットパッケージを与えられたテスト車は、キャビンのあちこちに全部で4つのタッチ画面が設置され、さらに12.3インチのデジタルメーターであるライブコクピットプロフェッショナルと、調整式ヘッドアップディスプレイが備わる。
メインとなるインフォテインメントシステムは、BMWのオペレーティングシステム8.0は、相変わらずすべて理解するのがちょっと難しい。最上級仕様のアプリ画面はかなり混み合っている。
しかしその複雑さは、画面上部にあってユーザーが項目を設定できるドロップダウン式ショートカットボタンを使いこなすことで、手なずけることができるようになる。おなじみiDriveのカーソル操作ができる手動入力デバイスも、かなりの手助けになってくれる。
後席では、ルーフ側から引き下ろして使用する31.3インチのワイドディスプレイこそが、もっとも魅惑的なアイテムだ。HDMIかUSB-Cのケーブルでソースを接続するほか、専用のeSIMを用いたデータ接続でのストリーミングや、ビルトインのAmazon Fireを使用して、映像などを楽しむことができる。
テスト車にはさらに、ハイエンドオーディオにバウワース&ウィルキンス製ダイヤモンドサラウンドHi−Fiシステムが装備される。出力は1965W、スピーカーの数は36もある。そのサウンドに、失望しようはずがない。
燈火類
アダプティブLEDヘッドライトは標準装備で、マトリックスアクティブハイビームも備わる。ハイビームの照射には暗いスポットがわずかに見られるが、範囲と自動配光調整機能はどちらも良好だ。
ステアリングとペダル
ペダル幅は広く、スムースさを生むチューニングは上々で、快適に直感的な操作をするのにパーフェクトな配置だ。