ベントレー・コンチネンタルGTC 詳細データテスト 洗練とスポーティの好バランス サウンドも魅力

公開 : 2023.04.29 20:25  更新 : 2023.05.06 09:45

スペック

レイアウト

コンチネンタルGT/GTCとフライングスパーは、フォルクスワーゲングループのMSBプラットフォームを共用している。ポルシェパナメーラともシェアしているコンポーネンツだ。

縦置きのV8は、ほぼ完全に前車軸より後方に搭載され、その直後にDCTギアボックスが続く。マルチチャンバーのエアサスペンションは標準装備。テスト車の前後重量配分は、実測で52:48だった。

エンジン

コンチネンタルGT/GTCとフライングスパーは、ポルシェ・パナメーラとも同じフォルクスワーゲングループのMSBプラットフォームを共用。V8は、縦置きフロントミドシップだ。
コンチネンタルGT/GTCとフライングスパーは、ポルシェ・パナメーラとも同じフォルクスワーゲングループのMSBプラットフォームを共用。V8は、縦置きフロントミドシップだ。

駆動方式:フロント縦置き四輪駆動
形式:V型8気筒3996ccツインターボ、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ84.5×89.0mm
圧縮比:10.0:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:550ps/6000rpm
最大トルク:78.5kg-m/2000~4500rpm
エンジン許容回転数:6600rpm
馬力荷重比:243ps/t
トルク荷重比:34.7kg-m/t
エンジン比出力:138ps/L

ボディ/シャシー

全長:4850mm
ホイールベース:2850mm
オーバーハング(前):900mm
オーバーハング(後):1100mm

全幅(ミラー含む):2190mm
全幅(両ドア開き):4180mm

全高:1405mm
全高(トランクリッド開き):1570mm

足元長さ(前席):最大1110mm
足元長さ(後席):630mm
座面~天井(前席):最大970mm
座面~天井(後席):890mm

積載容量:235L

構造:スティール+アルミモノコック、アルミ+複合素材ボディ
車両重量:2260kg(公称値)/2295kg(実測値)
抗力係数:0.32
ホイール前/後:9.0Jx22/10.5Jx22
タイヤ前/後:275/35 R22 104W M+S/315/30 R22 107W M+S
ピレリ・オールシーズン
スペアタイヤ:なし(パンク修理材)

変速機

形式:8速DCT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:5.97/7.6 
2速:3.24/13.8 
3速:2.08/21.6 
4速:1.42/31.7 
5速:1.05/42.8
6速:0.84/53.6 
7速:0.68/66.1
8速:0.54/83.4 
最終減速比:3.13:1   

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:7.4km/L
ツーリング:10.3km/L
動力性能計測時:3.6km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):7.2km/L
中速(郊外):7.7km/L
高速(高速道路):9.3km/L
超高速:9.2km/L
混合:8.0km/L

燃料タンク容量:90L
現実的な航続距離:666km
CO2排出量:284g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/エアスプリング、アクティブスタビライザー
後:マルチリンク/エアスプリング、アクティブスタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:10.7m

ブレーキ

前:440mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
後:410mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
制御装置:ABS、EBA、EBD
ハンドブレーキ:自動、センターコンソール右側にスイッチ設置

静粛性

アイドリング:38dBA
全開時(4速):84dBA
48km/h走行時:56dBA
80km/h走行時:61dBA
113km/h走行時:65dBA

安全装備

ABS/ESC/ベントレー・セーフガードAEB/LKA
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
歩行者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温14℃
0-30マイル/時(48km/h):1.5秒
0-40(64):2.1秒
0-50(80):2.8秒
0-60(97):3.6秒
0-70(113):4.7秒
0-80(129):5.8秒
0-90(145):7.1秒
0-100(161):8.7秒
0-110(177):10.5秒
0-120(193):12.5秒
0-130(209):14.8秒
0-140(225):17.6秒
0-150(241):20.8秒
0-160(257):25.8秒
0-402m発進加速:11.9秒(到達速度:189.9km/h)
0-1000m発進加速:21.7秒(到達速度:245.6km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ロールスロイス・ドーン(2016年)
テスト条件:乾燥路面/気温15℃
0-30マイル/時(48km/h):2.4秒
0-40(64):3.3秒
0-50(80):4.2秒
0-60(97):5.2秒
0-70(113):6.6秒
0-80(129):8.0秒
0-90(145):9.6秒
0-100(161):11.6秒
0-110(177):13.8秒
0-120(193):16.5秒
0-130(209):19.6秒
0-140(225):23.3秒
0-402m発進加速:13.6秒(到達速度:175.9km/h)
0-1000m発進加速:24.1秒(到達速度:228.7km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.6秒(2速)/2.9秒(3速)/8.0秒(4速)

30-50(48-80):1.4秒(2速)/2.2秒(3速)/3.9秒(4速)/7.1秒(5速)

40-60(64-97):1.6秒(2速)/2.0秒(3速)/3.0秒(4速)/5.1秒(5速)/8.9秒(6速)

50-70(80-113):2.0秒(3速)/2.9秒(4速)/4.1秒(5速)/6.6秒(6速)/12.3秒(7速)

60-80(97-129):2.2秒(3速)/2.9秒(4速)/3.9秒(5速)/5.4秒(6速)/9.6秒(7速)/21.4秒(8速)

70-90(113-145):2.9秒(4速)/4.1秒(5速)/5.2秒(6速)/7.7秒(7速)/17.7秒(8速)

80-100(129-161):3.1秒(4速)/4.2秒(5速)/5.4秒(6速)/7.2秒(7速)

90-110(145-177):3.4秒(4速)/4.3秒(5速)/5.8秒(6速)/7.5秒(7速)

100-120(161-193):3.7秒(4速)/4.5秒(5速)/6.2秒(6速)/8.2秒(7速)

110-130(177-209):4.9秒(5速)/6.5秒(6速)

120-140(193-225):5.5秒(5速)

130-150(209-241):6.2秒(5速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温14℃
30-0マイル/時(48km/h):9.3m
50-0マイル/時(64km/h):25.4m
70-0マイル/時(80km/h):48.6m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.03秒

ライバルの制動距離

ロールスロイス・ドーン(2016年)
テスト条件:乾燥路面/気温15℃
30-0マイル/時(48km/h):8.6m
50-0マイル/時(64km/h):23.4m
70-0マイル/時(80km/h):45.4m

各ギアの最高速

1速:49.9km/h(6600rpm)
2速:91.7km/h(6600rpm)
3速:143.2km/h(6600rpm)
4速:209.2km/h(6600rpm)
5速:283.2km/h(6600rpm)
6速:318.6km/h(5945rpm)
7速:318.6km/h(4813rpm)
8速(公称値):318.6km/h(3822rpm)

8速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1351rpm/1544rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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